ポーランド

同僚を案内がてら、クラコフ市内を観光する。暑かった先月とは大違いで、外は冷たい風が吹きジャンパーが手放せない。まず目玉のWawel城へ。今日はむしろどう時間をつぶすかがテーマだったのでフルオプションでチケットを購入。
3部構成になており、拝観順に言うと

  1. Crown Treasury and Armoury
  2. Royal Private Apartment
  3. State Room

とそれぞれ別料金になっている。このうち2のみ英語ガイド付きツアーで時間が指定される。前回は時間がなく有名な3のみだったようだ。結論から言えばどれも面白かった。1.宝物館はさすがに王室のものだけに陳列品のグレードが高い上に、後半は中世以降の武器のコレクションに圧倒される。実用性よりも装飾に重きが置かれている。2.は居室等のプライベートな部分。もちろん贅は尽くされているのであるが、あまりけばけばしくない。ツアーも10名ほどの少人数で、ゆっくり説明が聞けた。ツアーはどうやら10分おきくらいに出ているようだ。調度品はイタリアからの輸入品が多く、また絵画もルネッサンス宗教画がほとんど。3.は執務室等の公的部分関係だが、フレスコ画と天井の装飾により各部屋の名称が決まっている模様。時折ルーベンス派の肖像画が出てくるので目が離せない。Cordovon革の装飾壁面が象徴的。

優先順をつけるなら、3−2−1でしょうか。お時間の無い場合は3のみでも。

おもわず帰り際にガイドブックを買って今後のために勉強をすることに。昼食は好物のKEBAB屋で簡単に済ませ、織物会館からバルカノンまで「王の道」を散策。場合によっては美術館にとも思っていたが、連れがお疲れのようなので、買い物をしてホテルへ戻る。