新撰組の一大転機となった芹沢鴨の暗殺を、周囲を取り巻く女性達の視点で描く。著者の作品にしてはややテンポが悪いように感じた。愛人であるお梅の商売に関する部分はばっさり切った方が良いのではないか。人情味あふれるラストでほっとさせるところはさすがだが、前作「壬生義士伝」ほどの衝撃と感動はない。B評価。
- 作者: 浅田次郎
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