雨の日と月曜日には

作者自らを深く見つめ直すことを主眼とした「私エッセイ」。荒っぽく言えば現代版の「私小説」とも言える。映像作家で離婚歴があり、一般の読者の共感を得るのはなかなか難しいテーマであろう。かくいう私も読破にやや努力が要った。面白かったのは「私」の小型モデルを組み立てる1節。

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