珍しい女性の描いた鉄道エッセイ。偶然ながら今回図書館で予約していたものが、同じタイミングで借り出せたので、読書としては鉄道紀行が続くことに。女性はやはり感性が優れているのだろう。知識や結果、記録を重んじる男性とは鉄道の楽しみ方に差があり新鮮。私はどちらかというと軽い「乗り鉄」なので、共感することしきり、さすがの筆力と巧みなユーモアを取り入れ読む側を飽きさせない。
ただ文中に出てくる能登線、高千穂線がすでに廃線となったのは残念である。餘部鉄橋も架け替えとか。
- 作者: 酒井順子
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/11/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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