それでも陽は昇る

主人公は神戸の小学校教師。東北への応援派遣を終え、地元に戻る。二つの震災を如何に後世に伝えるかが主題。世代は変わりかっての教え子たちがそれぞれの立場で奮闘する。形ばかりの復興ではなく、人々の想いをどう吸い上げ実現していくか。できなかったこと、失敗の経験を伝えることが重要との結論。3部作の完結編。後日談的な色彩となった。それだけ震災が過去のものになりつつあるというしるしか。風化させてはいけないのだろうが。