拗ね者たらん

ノンフィクション作家本田靖春の生涯を多くの編集者との関係から描く。朝鮮で終戦を迎え、少年期は辛苦を舐める。読売新聞の社会部記者としてエースとなるが、正力と対立して退社。一貫してセンターレフトの論客として戦後の民主主義を大切にする。晩年は大病を患うが最後まで物書きとして全うする峻烈な生き様。数少ない魅力的な漢であった。読み応えのある一冊。著書を読んでみる必要がある。

 

 

拗ね者たらん  本田靖春 人と作品

拗ね者たらん 本田靖春 人と作品