井伊家臣の末裔が、明治維新の実像に迫る。現在の我々の常識は勝利した官軍が作り上げた史観による。維新という言葉時代が昭和初期からの造語で、昭和維新さらには大戦に結びついていった。長州は下級武士のテロリストで品格に乏しいとばっさり。腰の据わらぬ徳川慶喜にも手厳しい。会津をはじめとする東北の武士道には同情的。少年期に切腹の作法を教えられたという武家の末裔の精神性によるところが大きい。内容は新鮮で面白かったが、ブログ掲載だけに話題が左右に飛び読みずらい。
- 作者: 原田伊織
- 出版社/メーカー: 毎日ワンズ
- 発売日: 2015/01/14
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