大田舎

気鋭の社会学者はバスマニア。雑誌の連載企画で都バス100路線を乗車踏破する。少し高い視線から東京の街並みを展望する。大都会の姿を見せるのは都心の一部だけで、周辺部はマンションとロード沿いのチェーン店で画一された風景となる。コンビニの駐車場の広さがひとつの目安となる。路線的には東側が圧倒的に多くなじみはある。全体に変化に乏しく旅行記としては盛り上がりにかける。最後は青梅地区と、小池知事との対談。これは単行本用。