熊本を中心としたフィールドワークで西南戦争の実像に迫る。戦勝側の作られた歴史ではなく、薩摩側からの視点がやや多いが、極めて中立で様々な謎に迫る。神輿に乗った西郷自信の読みの甘さ。熊本城炎上の謎と興味はつきない。敗走する薩摩軍の悪あがきも伝え、戦後への影響も言及する。深堀のなされた好著。
- 作者: 正亀賢司
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2018/06/20
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (1件) を見る
熊本を中心としたフィールドワークで西南戦争の実像に迫る。戦勝側の作られた歴史ではなく、薩摩側からの視点がやや多いが、極めて中立で様々な謎に迫る。神輿に乗った西郷自信の読みの甘さ。熊本城炎上の謎と興味はつきない。敗走する薩摩軍の悪あがきも伝え、戦後への影響も言及する。深堀のなされた好著。