北朝鮮核の資金源

著者は安保理の専門パネルとして、北朝鮮の制裁実務に従事。捜査の最前線にあたる。国連は究極の官僚機構。物事の進まなさは想像以上。各国の思惑とメンツでなかなか進展しない。特に中ロは煮え切らない態度。一方の北朝鮮は巧みにカバーを作りしっぽを掴ませない。日本も官僚機構はへっぴり腰。法整備も遅れをとっている。書物としてはあまりに詳細に過ぎ、個人の記録のよう。大変さはわかるのだが。

北朝鮮 核の資金源:「国連捜査」秘録

北朝鮮 核の資金源:「国連捜査」秘録