新聞社崩壊

著者は長年新聞社の販売局に勤務。経営指標を駆使して新聞社の未来を予想する。読者減によりすでに収益性はぎりぎりまで低下。地方紙は言うに及ばず、毎日や産経も早晩厳しい局面を迎えるだろう。最大のタブーは販売店の残紙問題。言わば押し込み販売で、隠れた負債になっている。再生への道はダウンサイジングとコストダウン。経営主体の刷新が必要。朝日と読売の文化の差など興味深い内部情報が多数。

新聞社崩壊 (新潮新書)

新聞社崩壊 (新潮新書)