トモダチ作戦

東日本大震災の折に、気仙沼大島の救助に入ったアメリ海兵隊。機動性と献身的な作業で3週間の任務を全うする。そこから住民との本当の交流が始まる。沖縄でのホームスティや軍楽隊によるメモリアルコンサートなど、絆を深めていく。決して好意的に受け入れられてない海兵隊の駐留をPRしようとする意図は否定できないが、根底は人間同士の助け合いの精神。住民の感謝の深さがなによりの証拠であろう。名前ばかり有名になった「トモダチ作戦」の真の姿が語られる。感動の一冊。後半少しだれたのが惜しい。

トモダチ作戦 気仙沼大島と米軍海兵隊の奇跡の“絆

トモダチ作戦 気仙沼大島と米軍海兵隊の奇跡の“絆" (集英社文庫)