東日本大震災の折に、気仙沼大島の救助に入ったアメリカ海兵隊。機動性と献身的な作業で3週間の任務を全うする。そこから住民との本当の交流が始まる。沖縄でのホームスティや軍楽隊によるメモリアルコンサートなど、絆を深めていく。決して好意的に受け入れられてない海兵隊の駐留をPRしようとする意図は否定できないが、根底は人間同士の助け合いの精神。住民の感謝の深さがなによりの証拠であろう。名前ばかり有名になった「トモダチ作戦」の真の姿が語られる。感動の一冊。後半少しだれたのが惜しい。
トモダチ作戦 気仙沼大島と米軍海兵隊の奇跡の“絆" (集英社文庫)
- 作者: ロバート・D.エルドリッヂ,Robert D. Eldridge
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/02/17
- メディア: 文庫
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