社会学の権威が、古今の歴史の周期について考察。自説の25周年周期説を解説する。世代間の交代であり、倍の50年はインフラの寿命である。学説の紹介や解説が長く、完全に理解はできないが、現在が長短のスパンで視ても変曲点であるとの主張は興味深い。最終的に3つの波動を合わせた歴史関数によると発展期は終息に向かい2100年以降は長期の停滞、飽和期に入る。半ば学術書で読破には力が要った。
- 日本経済は戦後の人口ボーナスにより一周遅れのトップランナーであった。
- 歴史減速の時代に無理に成長路線に進もうとすると歪みを生じる。
- 1995年が変曲点
- 戦後50年
- アヘン戦争から150年(中国の復活)
- 新大陸の発見から500年(西欧主義の終わり)
- 作者: 吉見俊哉
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/04/14
- メディア: 新書
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