スタジオジブリの第一作で、名作の誉れ高い「天空の城ラピュタ」。著者はその制作担当として不眠不休で走り抜く。本書はその体験に基づく楽屋裏のエピソードをまとめたもの。宮崎監督の頭の中で複数のストーリーが展開しつつ、見切り発車でスケジュールを進めた。集まった多士済々はまさに梁山泊のよう。そのエネルギーがあの名作をその後のジブリの世界を創ったのだろう。軽めの記述だが現場にいた人間だけが書ける内容。
もう一つの「バルス」 -宮崎駿と『天空の城ラピュタ』の時代-
- 作者: 木原浩勝
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/10/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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