自らをリベラルな一般市民と称する著者が、マスコミや一部扇動家からなるエセリベラリストを批判する。まず沖縄での集団自決を取り上げ、軍部が主導したという刷り込みの事実を覆す。現在政治には大きな対立は存在せず、保守とリベラルの差異は「伝統」と「理想」のささやかな差に過ぎない。具体的には職場での差別の撤廃を提案。後半は時評的なエッセイとなり筆先が鈍るが、新たな視点を提示される。立ち位置は私に極めて近い。
- 作者: 橘玲
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/05/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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