独自路線で評価の高いJR九州。著者はその社長として手腕を発揮。本書は若い時からの自叙伝。あまりシリアスにならず、自らの経歴をユーモラスに記している。旧国鉄に入社。いわゆるキャリアとして各所を転々とするが、徹底した現場主義で硬い組織や組合の壁を乗り越える。おそらくかなりの人たらしなのだろう。分割後は外食産業を短期間で黒字化。その後営業企画として物語性のある列車を走らす。発想力と実行力が組織を動かす典型。参考としたい。
- 作者: 唐池恒二
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2016/07/01
- メディア: Kindle版
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