バブル崩壊寸前の中国経済に警鐘を鳴らす。これまでの失政を解析。輸出依存で内需が無く、経済格差が拡大。成長のために投資を急いだあまり、需給バランスが崩れた。特に不動産市場で顕著。政府は必死に防ごうとするが、バブルである以上いずれ弾けるのは必然。最弱層の出稼ぎ農民へ不満が蓄積しており、暴動が政権崩壊に繋がる可能性を示唆。かっての王朝交代のようにドラステイックに進むかは疑問だが、危うさは充分実感できた。
- 作者: 石平
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/10/01
- メディア: 単行本
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