泣いたらアカンで通天閣

大阪新世界を舞台にした人情モノ。コテコテのラーメン屋店主の父親としっかり者の娘が主人公。ヒロインは上司と不倫をしており、別れが決まってから妊娠してしまう。数々の騒動のうちに実は自分も実の娘ではないことが判明。口は悪く喧嘩早くどうしようもない父親の愛情を強く感じることになる。最後は幼馴染と結婚。感動した。初期の作品で細かい完成度はやや低いが、充分の読み応え。大阪人には特にオススメ。

泣いたらアカンで通天閣 (祥伝社文庫)

泣いたらアカンで通天閣 (祥伝社文庫)