私と妻と妻の犬。

私小説。不倫小説である。大学教授である私は公開セミナーの聴講生である女性と深い仲になる。その証拠を妻に発見され別居生活に。二人の間を取り持ったのが愛犬のラブ。残念ながら老齢で病死。妻はたまらず保護犬から2頭目を受け入れる。この子は躾はできているものの耳が聞こえない。かすがいにはなれず最後は離婚。愛らしい犬の描写は見事。ハードなノンフィクション作家のイメージからは大きく離れた一作。評価は微妙。

私と、妻と、妻の犬

私と、妻と、妻の犬