田舎のパン屋がみつけた腐る経済

著者は岡山県真庭市で自然志向のパン屋を営む。天然菌と自然栽培の原料で評価の高いなパンを作る毎日。業容拡大のための利潤は追わず、自然の中での豊かな生活と子供達と後継者の育成に挑む。荒れていた若いときにマルクス経済学に学び、通過を基軸とした腐らない資本主義経済に疑問を持つ。目指すのは土壌と菌が発酵させる自然循環型の腐る経済。主張には実経験に裏打ちされた一貫性がある。これも一つの見事な生き方。甘めのA評価。


田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」

田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」