異国の地で誘拐され人質となった8人の男女が、慰みに開いた朗読会。それぞれ思い出の一話を披露する。設定は目新しいがそれぞれの挿話に内容的な繋がり無く短編集に近い。いずれも不可思議なそれでいて心に残るメルヘンである。盗聴器でモニターした現地兵士の最終章が全編を締める。安心して楽しめた。
- 作者: 小川洋子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2014/02/22
- メディア: 文庫
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異国の地で誘拐され人質となった8人の男女が、慰みに開いた朗読会。それぞれ思い出の一話を披露する。設定は目新しいがそれぞれの挿話に内容的な繋がり無く短編集に近い。いずれも不可思議なそれでいて心に残るメルヘンである。盗聴器でモニターした現地兵士の最終章が全編を締める。安心して楽しめた。