2014-06-01 虎と月 書評 中島敦「山月記」へのオマージュ。虎となっってしまった父の真実をさぐるべく、14歳の少年が旅に出る。科挙に受かりながらも文学を目指して職を辞し、圧政に苦しむ民衆を助けようとする父の姿。児童文学のジャンルに入るが立派な文学作品となっている。著者の中島への想いが伝わる好著。原本を読んでみたくなった。虎と月 (ミステリーYA!)作者: 柳広司出版社/メーカー: 理論社発売日: 2009/02/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログ (34件) を見る