アフリカっ

若手商社マンが主人公。退屈なシステム部勤務に飽きたらず、志願してアフリカ出張へ。一本気な性格で挑むが、社会の後進性に惑わされ淡い恋はあっさりやぶれる。さらに破傷風で生死の境をさまようことに。ロンドンで知り合ったミュージシャンからヒントを得て、ザイールでの音楽興業に活路を見いだす。将来を見据えて避けては通れない新大陸への熱意が、経営陣を動かしアフリカへの扉を開く。エンタメ性を前面に出しながらしっかりした骨組みの経済小説。惜しくもB評価だが上の方。著者には注目。

アフリカッ!

アフリカッ!