突然破綻し長瀬に買収されたバイオ企業の雄林原。社長の実弟で専務の著者が一連の破綻劇の真相を激白する。帳簿上のミスをつかれ、銀行団主導で行われた更生処理。経営権は剥奪され、個人資産も弁済にあてられた。黒幕は不明だが、個人経営の優良企業が狙われた格好。特に住友信託には恨み骨髄。負債のほとんどを弁済し、高額の買い手がついたことは優良企業の証し。当事者の一方的な主張ではあるが、どうにも謎が多く後味の悪い一件だったことは間違いない。
- 作者: 林原靖
- 出版社/メーカー: ワック
- 発売日: 2013/07/24
- メディア: 単行本
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