野心のすすめ

著者がさえないOLから現在の地歩を築くまでの来し方を語り、現代の若者に前向きな生き方を促す。貧しい生活の中で自己研鑽のために投資し、チャンスを逃さず時流に乗った。女性としても貪欲で結婚、出産もこなす。常に自分を育てた母親への意識がある。全編を通じて感じるのはあくなき上昇志向。安定を好む若者には歯がゆい思いを隠さない。自伝のような形式で本音を暴露。違和感なく読めた。