三塁ベースコーチ攻める

日本プロ野球で12人しかいないベースコーチ。チーム内でその責任は重いが注目度は低い。周到な情報収集と瞬時の決断力が求められる。本書は歴代の名コーチにインタビューすることで重厚な仕上がりになっている。牧野、高代、森脇ら智将の名が上がる。プロ野球史上に残る名走塁場面が想起されその裏舞台まで踏み込む。高校野球でも名門校では専門職を置くとのこと。それだけ勝敗に直結するポジション。連載のためか途中記述が一部重複する部分があるのがやや残念。