日本人の誇り

現在の日本を覆う国運の衰退は、一時的な経済状況によるものでなくアメリカによって植えつけられた東京裁判史観によるものと断じる。明治初期に外国人を驚嘆させた日本独自の共同体の美学を取り戻すべきと主張、具体的な第一歩は憲法改正にあるとする。極右かというとそうではなく押さえるべきところは極めてリベラル。ここまで政治と経済の状況が悪いとそれなりのナショナリズムが出てくるのは当然の帰結。興奮させられる内容でした。

  • リットン調査団の結論は日本に同情的であった。これを受け入れなかった日本の視点のなさ。
  • アングロサクソンこそ長期的な戦略にたけた民族である。
  • アメリカが最もおそれるのは日中が手を組むこと。

日本人の誇り (文春新書)

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