現在の日本を覆う国運の衰退は、一時的な経済状況によるものでなくアメリカによって植えつけられた東京裁判史観によるものと断じる。明治初期に外国人を驚嘆させた日本独自の共同体の美学を取り戻すべきと主張、具体的な第一歩は憲法改正にあるとする。極右かというとそうではなく押さえるべきところは極めてリベラル。ここまで政治と経済の状況が悪いとそれなりのナショナリズムが出てくるのは当然の帰結。興奮させられる内容でした。
- 作者: 藤原 正彦
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/04/19
- メディア: 新書
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