浅草キッド

これは師匠である深見千三郎へのレクイエムである。古き良き浅草芸人のスピリットを伝え、ビートたけしの芸の基礎を育てた。大学中退からストリップ劇場での修業時代、漫才師としての独立までが描かれる。ユーモアとペーソス。一流の書き手である。浅草界隈を歩いて見たくなった。

浅草キッド (新潮文庫)

浅草キッド (新潮文庫)