果てしなき渇き

暴力事件により退職した刑事が、行先不明になった娘を捜索する。その課程で忌まわしい過去が明らかになっていく。ある意味よくあるストーリーだてだが、アウトローならではの暴力的な捜査が続く。別立てていじめの対象になった少年の独白が構成され、やがて終焉を迎える。登場人物が過多で、全体が長い。とってつけたような結末はやや不満。このミス大賞受賞作。

果てしなき渇き (宝島社文庫)

果てしなき渇き (宝島社文庫)