クラリネット症候群

「症候群」2作を収録。「マリオネット」は被害者が殺人者の体内に入れ替わるという奇抜な設定であるが、あまり深みはない。笑わせてもらいましたが。「クラリネット」は暗号解読がキー。これも平坦。ドレミを抜いた台詞廻しは正直しんどい。いずれも軽め。エンタメに徹しているといえばそれまで。

クラリネット症候群 (徳間文庫)

クラリネット症候群 (徳間文庫)