ターン

交通事故をきっかけに時間の狭間の無限ループにはまった女性。奇跡的に現在につながった一本の電話が純愛を育む。時の呪縛から抜け出すのは前向きに生きようとする意志。もともと何故か二人称で語られ、前半はやや読みにくかったが電話の辺りから一気に緊迫感を増す。あとがきで自ら作中設定のパラドックスを暴露。こちらは正直気付かなかった。

ターン (新潮文庫)

ターン (新潮文庫)