確かに生きる

副題は「落ちこぼれたら這い上がればいい」。人生の目的を持てない現在の日本の若者に対する強烈なメッセージ。アルピニストかつ環境保護活動家である著者が自らの経験から熱く語る。その圧倒的ななコミュニュケーション力で、周囲を巻き込み一つのパワーとしていくところはカリスマ的なものを感じる。恩義ある橋本龍太郎元首相を絶賛するなど、右的な臭いはあるものの、個人的にはすとんと腑におちた。好著。