2010-06-22 紀文大尽舞 書評 戯作者を目指す主人公が、ネタとして紀伊国屋文左衛門の出自を探るうち、紀州藩のみならず江戸幕府を揺るがすような大事件に巻き込まれる。根源は将軍の後継争い。作者得意の分野のはずだが、あまりに人間関係が入り乱れすぎて、ストーリーがすっと入ってこないことはマイナス点。読破に時間を要した。紀文大尽舞 (新潮文庫)作者: 米村圭伍出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/05/30メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (14件) を見る