トヨタショック

2009年2月の出版。09年度の営業赤字転落が喫緊の話題であった時点でのレポートをまとめたもの。井上氏は朝日新聞トヨタ担当。全体の予想は非常にネガティブ。リーマンショックが引き金になったものの、北米偏重、利益率の高い大型車重視の経営方針が衝撃を大きくしたとする。急な成長経験により石橋を叩く慎重な社風が薄れ、MBA式のトップダウン戦略が機能不全を起こした。旧日本軍になぞらえられる手厳しい批判。時期的にプリウスのクレーム問題は俎上に上っていない。再生への道はエコ技術や小型車に特化した世界戦略の再構築と創業の原点への回帰が必要と説く。1429

トヨタ・ショック

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