えこひいきされる技術

著者はPLAYBOYの編集者。柴田錬三郎今東光開高健等大物作家の担当として、好評連載の実績を上げ、編集長、役員に昇進する。語られるのは人付き合いの極意。作家の派手な遊びにとことんつきあい、作家の没後も墓参りをかかさない律儀な一面。多分に天性のものはあるだろうが、胸襟を開いて自分をさらけだす。持つべきは相手に尊敬されるべき知性。膨大な読書がバックボーンとなる。自慢げな書き方は鼻につく向きもあるだろう。

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  • 素敵な親友をつくるには、自分が素敵な親友になってやれ(今東光
  • 「末ついに海になるべき山水も、しばし木の葉の下をくぐるなり」(田中角栄

えこひいきされる技術 (講談社+α新書)

えこひいきされる技術 (講談社+α新書)