ハゲタカ

日本人の米系ファンドマネージャー。倒産の危機にある日本企業を容赦なく買いたたく。銀行の不良債権パッケージ買い取りから、オーナー企業のビット。最後は栃木地銀の破綻処理。資本力と情報力をバックにあらゆる手段を用いるが、逆に言えば不可解な日本のビジネス界へ手厳しい批判がなされる。実は船場のボンで憤死した父親の仇を取りに来たという伏線は如何か。無くても良いように思う。ほぼ実名をあげて金融界の内幕を暴露。正直面白かった。

ハゲタカ(上) (講談社文庫)

ハゲタカ(上) (講談社文庫)

ハゲタカ(下) (講談社文庫)

ハゲタカ(下) (講談社文庫)