京都府庁を退職した著者が、取り憑かれたのは終着駅を目指す盲腸線の旅。当然ながら幹線をはずれ第3セクターや地方私鉄の客となる。どこにも共通する背景は地元の高校生と老人たち。それなりにしっかりと根付いた鉄道風景である。短文と自ら撮影した写真で構成される。情報は必要最低限に圧縮され旅情をそそるが、逆に言えばもの足りない。前著よりの抜粋、再構成とのこと。乗ってみたい線区の代表例は長良川鉄道。
- 作者: 村上義晃
- 出版社/メーカー: 明治書院
- 発売日: 2009/07/01
- メディア: 単行本
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