地図男

図書館で借りて一日で読破。引き込まれたというよりは内容が浅い。東京周辺の地理に精通した謎の男が持ち歩く地図帳に書き込まれた物語。色調の異なる数編の短編が入れ籠構造になっている。それぞれの内容は一応奇想的ではあるが結末は意外と平凡で、さほどの出来とは思わない。それにこめられた地図男の秘めた想いが全編の主題である。評価は分かれるのではないか。私は遠慮がちにC+。


地図男 (ダ・ヴィンチブックス)

地図男 (ダ・ヴィンチブックス)