「じとう」でなく「じあたま」である。要は思考能力の地肩を作りましょうとのこと。知的能力を3次元軸にとると、従来の「知」力はネット検索のコピペ文化で意味をなさなくなりつつある。これからは「理」での問題解決力と「情」による対人力が重要になる。トレーニングのためにフェルミ推定をツールに推奨する。ポイントは「結論から」「全体から」「単純に」。具体的手法を図表、例題を駆使してわかりやすく解説している点は好感を持てるが、理系エンジニアとしては日頃やっていることと大きな差はない。むしろ安心したのが実感。
- 結論から(仮説思考力):自分の葬式から人生設計を。ベクトルを逆転させる。
- 全体から(フレームワーク):全体俯瞰、切り口の選択、分類と因数分解、ボトルネック
- 単純に(抽象化):抽象化し一般則で解決、再具体化。アナロジー
- 作者: 細谷功
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2007/12/07
- メディア: 単行本
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