世紀のラブレター

明治以降の著名人が書いたラブレターを集めたもの。皇族、軍人、政治家、文壇と幅広く収拾。男性は意外と心を許した相手には自分をさらけ出すのに対し、女性は人生観から大きく外れない。もともと裏表がないということか。同性の告白はなんだか気恥ずかしいものだ。感動的なのは先立たれた伴侶への挽歌。最高は茨木のりこの誌「パンツ一枚で」。

世紀のラブレター (新潮新書)

世紀のラブレター (新潮新書)