法隆寺金堂展

大阪出張の午後が空いたので、半ば確信犯だが奈良に遊ぶ。博物館で開催中の「法隆寺金堂展」へ。売り物は四天王だが4体そろうのは期間限定とのこと。邪鬼を含めて古風な造形は満喫。意外と良かったのは本尊の天蓋と台座。日頃はみれないもんね。ただ残念ながら絵画部分は剥落は激しい。壁画では唯一焼け残った飛天図は現物が観れた。予想していたが展示品は少ない。飛鳥時代の遺物だけにそれだけ貴重というところか。立ち寄った本館側には仏像彫刻の名品がごろごろ。昔より充実したようだ。興福寺十大弟子八部衆元興寺薬師如来像(国宝)、海住仙寺の壇像彫刻と時を忘れさせてくれる。結局閉館まで粘る。おそらく10年ぶりの奈良。この日は盛夏のような暑さ。散策はあきらめ車中の人となる。

http://www.asahi.com/houryuji/exhibition/index.html