夢をかなえるゾウ

一人暮らしの若者の部屋に突然現れたガネーシャ神。一日ひとつの課題を与え、自分を変えたいと願う若者を導く。課題は「靴を磨く」「トイレの掃除」という身近なものから、「他人への奉仕」「感謝の心」と仏教哲学的なものまでレベルアップしていくが、いずれも世の啓蒙書にある常識的なもの。予定調和の結末、ゾウの関西弁とドタバタ設定で笑わせるエンタメ小説と見れば十分なレベル。

消える前の最後のセリフ
「世界を楽しんでや、心ゆくまで」

夢をかなえるゾウ

夢をかなえるゾウ