インド人はなぜゼロをみつけられたか

タイトルとは異なり、エコノミストによるインド経済の入門書。世界2位の人口が安価な労働力と成長市場を用意するため、BRICsの中ではもっとも成長が期待される。現状分析は不案内な私にはちょうどいいレベルであるが、後半の将来予測に関してはややステレオタイプで掘り下げが浅い気がした。

  • インドの人口は2050年には中国を抜き世界一位となる。産児制限は宗教上出来ない。
  • 日本のODAの供給先は現在でもインドが一位
  • 2大財閥は「タタ」と「ビルラ」新興の「リライアンス」がこれを抜く勢いだが、お家騒動在り。
  • スズキは合弁「マルチウドヨク」で小型車を生産。自動車市場の過半を制する。

インド人はなぜゼロを見つけられたか (小学館文庫)

インド人はなぜゼロを見つけられたか (小学館文庫)