ウェブ時代をゆく

ベストセラー「進化論」の続編の位置づけ。急激に進化するネット社会と個人生活との関係を中心に述べる。1975年からの50年間という視点で見た場合、2つの人生を生きることが出来るという恵まれた時代に我々は生きているとする。前半部分は刺激的であったが、具体的な生き方について頁を割いた後半は個人の価値観による部分が多くやや息切れの感がある。完全にリアル世界の会社員である旧体制側になるが、できるだけアンテナをたて「群衆の叡智」の一角を占めたいと切に思う。

webにより知識の獲得において学習の高速道路が整備された。ただ出口近くでは大渋滞が予想される。これを抜けて高見をめざすか、途中でおりて「けものみち」を行くしかない。
高速道路を走る者へのアドバイス

  • Only the Paranoid Survive =病的なまでの緊張感が必要
  • Enterpreneurship
  • Vantage Point  =見晴らしのいい場所を目指す。

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)