放送作家のエッセイ。副題は「アイデアはこうして生まれる」。多彩な活動の源となるのは人脈のネットワークと日常生活の中でいつも改善を考える「勝手にテコ入れ」。日光金谷ホテルの改善等具体例は面白い。これだけの実績を残しているだけに楽屋落ちなどやや自慢めいた部分はあるのは仕方がない。
ベースには市井の人々への次のようなリスペクトがあり救われる。
老農夫が「私はまだ50回しか米をつくったことがない」と謙虚な発言に感動している姿(p99)
- 作者: 小山薫堂
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2006/11/01
- メディア: 新書
- 購入: 11人 クリック: 129回
- この商品を含むブログ (103件) を見る