韓国映画の脚本ノベル化。自閉症の青年がマラソンを通じて少しづつではあるが成長していく感動のストーリー。アル中の往年の名選手がコーチとなり、また自分を取り戻していくのも出来過ぎたパターンではある。必死で子供を守ろうとする母親の姿は万国共通だが、その自己主張の強烈さはお国柄にようにも思い納得できる。今回私はむしろ「自閉症」の想像以上の難しさ。治療方法のなさに胸が痛んだ。これだけ批判しながら最後は少しほろっと。家族はいいね。
- 作者: 笹山薫
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2005/07
- メディア: 文庫
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