著者が朝日新聞に在籍中に掲載したコラムをまとめる。50歳での退職前の3年間。社へのバッシングが続く中、一人の人間としての意見表明は読者の共感を呼び、好評であった。その陰には言葉を絞り出す創造の苦しみがあった。大阪時代には時の橋下知事と対決。リベラルの旗印は時流にはかなわず苦戦する。市民レベルの視線まで降りることが必要。前作とかぶるぶぶんはあるが、興味深く読めた。
アフロ記者が記者として書いてきたこと。退職したからこそ書けたこと。
- 作者: 稲垣えみ子
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2016/06/20
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (3件) を見る