アフロ記者が記者として書いてきたことたいしょくしたからこそ書けたこと

著者が朝日新聞に在籍中に掲載したコラムをまとめる。50歳での退職前の3年間。社へのバッシングが続く中、一人の人間としての意見表明は読者の共感を呼び、好評であった。その陰には言葉を絞り出す創造の苦しみがあった。大阪時代には時の橋下知事と対決。リベラルの旗印は時流にはかなわず苦戦する。市民レベルの視線まで降りることが必要。前作とかぶるぶぶんはあるが、興味深く読めた。