町を住みこなす

高齢化にあえぐ日本で、これからの町の設計について提言する。強調されるのは多様性。これまでの宅地開発は、35歳をターゲットにしてきたため、町も同じペースで老いていく。各世代が相互に尊重しながら助け明日コミュニティが理想。東日本震災の仮設住宅で一部実現し実証。著者の長年の研究成果を分かりやすく解説、説得力に富む。老人問題の解決には「近居」が有効的。他人事ではないのだが。