政と源

墨田区の下町に住む幼馴染の物語。御年73歳。政は元銀行員の堅物で妻とは別居中。源は現役のつまみ簪職人で妻とは死別。源の弟子であるヤンキー上がりが巻き起こす騒動に振り回せれながらも愉しみ、そして自分の人生を振り返る。冷え切った夫婦間はハッピーエンドではないが明るさをのぞかせる結末。コミカルなほのぼの系は著者の得意とするところ。率ない出来です。


政と源

政と源