サロメ

戯曲「サロメ」の挿絵画家として名高いピアズリーが主人公。早世した天才画家と彼を献身的に支える姉を描く。姉には女優としての野望もあり、もてる武器を使って弟と自らを世に出していく。戯曲の作家であるオスカーワイルドを男色の悪者にし、その魔力的な魅力が画家の才能を見出し、命を奪い取っていく。創作であるがさすがの内容。

サロメ

サロメ